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本書は叢書『日本文学の扉をひらく』の第四巻すなわち「第四の扉」にあたる。戦争という意味で言えば、本書「第四の扉」に収録した五編の小説のうち四編は、時局からして「銃後の文学」とも言われうるであろう。戦後発表の『楢山節考』をあつかった第五章を例外として、第一章から第四章までは日中戦争および太平洋戦争のさなかに発表されているからである。とはいえ作中に戦争が直接あつかわれているのは第四章の『真珠』のみである。他の章は作品執筆および発表が戦時中だったというだけで、物語も主題も現下の戦争とは無関係である。それにもかかわらず作者たちの日常を戦争の影がおおっていたことはまちがいない。それゆえ「銃後の文学」とあえて著者は言いたいのである。
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出版社からのコメント
本書は叢書『日本文学の扉をひらく』の第四巻すなわち「第四の扉」にあたる。戦争という意味で言えば、本書「第四の扉」に収録した五編の小説のうち四編は、時局からして「銃後の文学」とも言われうるであろう。戦後発表の『楢山節考』をあつかった第五章を例外として、第一章から第四章までは日中戦争および太平洋戦争のさなかに発表されているからである。とはいえ作中に戦争が直接あつかわれているのは第四章の『真珠』のみである。他の章は作品執筆および発表が戦時中だったというだけで、物語も主題も現下の戦争とは無関係である。それにもかかわらず作者たちの日常を戦争の影がおおっていたことはまちがいない。それゆえ「銃後の文学」とあえて著者は言いたいのである。